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角頭巾(すみずきん、または、かくずきん)は、四角い布を半分に折って頭の形に合わせて仕立てた防寒用の頭巾です。着用した際に左右の角が耳の上あたりで尖って突き出ることから、この名が付けられました。江戸時代から寒風を防ぐ実用品として広く使われ、特に僧侶や隠居した老人、文人墨客などに深く愛用されました。どこか古風で、世俗を離れた静かな暮らしや侘びの風情を感じさせる冬の季語です。
角頭巾を詠む際には、それをかぶっている人物の風貌や立ち居振る舞い、人生の年輪などを描き出すと味わい深くなります。頭の両脇に角が立つ独特の形には、少しの愛嬌と枯れた味わいがあります。厳しい寒さの中で角頭巾に深く顔を埋める姿や、雪道や枯野を静かに歩む様子などを捉えると効果的です。外の冷たい空気と、頭巾に守られた温もりの対比を意識してみましょう。
・人物や仕草:杖、白髪、老僧、会釈、眉、歩み ・冬の情景や天候:木枯、霜夜、枯野、石段、小雪、夕暮れ ・素材や色合い:木綿、藍染、墨色、古びたる