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「鮭網(さけあみ)」とは、産卵のために生まれた川へ遡上してくる鮭(秋鮭)を捕獲するために、沿岸や河口付近に仕掛けられる網のことです。秋の季語として用いられます。鮭が群れをなして押し寄せる晩秋、北国や日本海沿岸の海・河川では大掛かりな鮭漁が繰り広げられます。冷え込む荒波や強風に耐えながら網を仕掛け、引き揚げる漁師たちの姿は、北の秋を象徴する力強くも厳しい風物詩です。
鮭網を詠む際は、北辺の冷え冷えとした空気感や、荒れる海と格闘する人間の営みのダイナミズムを意識することがポイントです。網そのものの形状だけでなく、「荒波」「しぐれ」「月光」「杭を打つ音」など、視覚や聴覚に訴える自然描写と組み合わせることで、晩秋特有の緊張感や情調を鮮やかに表現できます。
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