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「唐藷(からいも)」は、一般に「サツマイモ(薩摩芋)」として知られるナス目ヒルガオ科の植物の塊根を指す秋の季語です。中国(唐)から琉球を経て薩摩(鹿児島)へと伝わった歴史から、「唐の芋」という意味でこの名がつきました。江戸時代に飢饉を救う作物として青木昆陽らによって全国に広まり、庶民の貴重な食糧として親しまれてきました。秋の収穫期を迎えると、ふっくらとした大地の恵みを感じさせ、どこか素朴で温かい印象を与えます。
唐藷を詠む際は、単に食べる美味しさや収穫の喜びだけでなく、畑で収穫する際の土の匂いや蔓を力強く引っ張るダイナミックな動き、または家庭で煮たり焼いたりするときの温もりなど、五感を意識して描写するのがコツです。庶民的で温かみのある響きを持つ言葉なので、日々の生活の情景や、家族のだんらんの風景によく調和します。
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