日永

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ひなが

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意味・由来

「日永(ひなが)」は、春分を過ぎて昼の時間がだんだんと長くなり、一日がゆったりと感じられる春の情景を表す季語です。冬の「短日(たんじつ)」と対になる言葉で、単に日照時間が伸びたという天文学的な事実だけでなく、春の暖かさの中でどこかのんびりと暮れていく時間の長さを、心豊かに愛しむ気分が含まれています。「永き日(ながきひ)」とも呼ばれ、古くから多くの詩歌に詠まれてきました。

この季語で詠むコツ

「日が長い」という事実をそのまま言葉にするのではなく、長くなった時間の中で何をしているか、または周囲がどのように移ろっているかを具体的に描くのがコツです。例えば、読みかけの本をゆっくり読み進める時間、子供たちの遊ぶ声がいつまでも外から聞こえてくる様子、部屋の奥まで差し込んでいた夕陽の影がゆっくりと動く様などを捉えると、日永特有ののどかな空気感が立ち上がります。時間の経過を静かに見つめる眼差しを意識してみましょう。

相性のいい言葉・取り合わせ

・生活や動作の言葉(手仕事、読書、縁側、散歩、あくび、微睡み) ・光や影の言葉(夕影、障子、窓辺、薄明かり) ・春の自然の言葉(春の風、小川、若草、鳥の影) ※他の季節を感じさせる言葉は避け、春の穏やかな時間や、季節を問わない身近な生活道具・動作と組み合わせると効果的です。

「日永」の俳句例 (5件)

あくびした口に花ちる日永哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
虻の影障子にうなる日永かな
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
鶯の根岸はなるゝ日永かな
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
さゝかにの糸ひきのはす日永哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
菎蒻ののびさうになる日永哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「日永」の詠み

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