季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。
羽子板は、新年に羽根突きをして遊ぶための木製の板のことで、新年の季語です。その起源は室町時代に宮中で行われていた厄払いの遊戯にさかのぼり、羽根に使われる無患子の実が「子が患わ無い」に通じることから、無病息災や魔除けの願いが込められてきました。江戸時代になると、歌舞伎役者の姿を浮き彫りにした「押絵羽子板」が流行し、観賞用としても愛好されるようになりました。現代でも、年の暮れの羽子板市や、女の子の初正月を祝う縁起物として日本の正月に欠かせない風物詩です。
羽子板を詠む際は、鮮やかな色彩の美しさと、羽根を突いたときの爽快な音を捉えるのが一番のコツです。実際に打ち合う際の「カーン」「コン」と冬晴れの空に響く乾いた音に焦点を当てると、いきいきとした新春の躍動感が生まれます。また、床の間に飾られた押絵の華麗な衣装や役者の表情、幼い姉妹や親子の睦まじい姿、あるいは浅草などの歳の市の賑わいといった周囲の情景と組み合わせることで、新春の慶びを立体的に表現することができます。
羽子板の華やかさや音を引き立てる言葉と好相性です。 ・音や空を想起させる言葉:青空、初晴、乾く、響く、高く、こだまする ・視覚や意匠に関する言葉:押絵、金襴、紅、役者絵、友禅、晴れ着 ・人情や家族の情景:初正月、姉妹、母、床の間、市、笑顔