御来迎

御来迎

ごらいごう

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意味・由来

「御来迎(ごらいごう)」とは、夏の高山などで、背後から差し込む太陽の光によって、前方の雲や霧に自分の影が大きく投影され、その影の周りに虹のような光の輪が現れる気象現象のことです。科学的には「ブロッケン現象」と呼ばれますが、昔の登山者や信仰登山の人々が、阿弥陀如来が光背を負って現れる神々しい姿(来迎)に見立てて尊び、拝んだことからこの名がつきました。登山が盛んに行われ、雲海や霧が立ち込めやすい夏の季語として親しまれています。

この季語で詠むコツ

現象そのものが非常に神秘的でドラマチックなため、言葉だけで大げさに飾り立てず、山上の静寂や澄んだ空気感など、周囲の情景を淡々と描写することでかえってその神々しさが引き立ちます。また、自分の影であることに着目し、手を振ってみたときの驚きや、大自然への畏怖、厳かな心境など、主観と客観のバランスを意識して詠むと深みのある句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・山頂、峰、稜線、岩肌(険しい高山の地形を示す言葉) ・雲海、白霧、風(気象現象を想起させる言葉) ・金剛杖、合掌、影(登山者の動作や敬虔な佇まいを表す言葉)

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