蘆原

蘆原

あしはら

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「蘆原(あしはら)」とは、水辺や低湿地に蘆(アシ/ヨシ)が一面に群生している場所を指す秋の季語です。「葦原」「葭原」とも表記されます。古くは日本の美称を「豊葦原の瑞穂の国」と呼んだように、日本古来の水辺の原風景でもあります。秋になると蘆は銀灰色の花穂をつけ、風に吹かれて波打ち、晩秋から冬にかけて枯れ色へと変わっていきます。広大さと共に、どこか寂しげで侘び住まいの風情を感じさせる季語です。

この季語で詠むコツ

蘆原は視覚・聴覚の両面で秋の風情を描きやすい季語です。視覚的には、夕日を受けて光る穂波や、見渡す限りの広がり、霧や雨煙る水辺の様子を捉えると効果的です。聴覚的には、秋風が吹き抜けるときの「ざわざわ」という葉擦れの音や、潜む水鳥の羽音などを詠み込むと、臨場感と寂寥感が際立ちます。また、単なる風景描写にとどまらず、旅情や孤独感などの心情を重ねるのにも適しています。

相性のいい言葉・取り合わせ

・水辺の生き物:鴨(かも)、鳰(にお・かいつぶり)、鷺(さぎ)、小魚 ・自然・天候:夕日、夕暮、朝霧、秋風、潮騒、薄月 ・人や営み:渡し舟、小舟、澪標(みおつくし)、釣り人、野道

蘆原」の俳句例 (3件)

蘆原に日暮れて鴨の立ちにけり
正岡子規【現代語訳】広大な蘆原に日が暮れて薄暗くなったころ、一羽の鴨が羽音を立てて飛び立っていった。 【鑑賞】夕暮れ時の蘆原の静寂と、そこから突然飛び立つ鴨の動的な姿が見事に対比されています。秋の暮れ特有の寂寥感の中に、水辺の生き物の生命感が鮮やかに描き出された一句です。
蘆原やひとすぢ通ふ水の道
日野草城【現代語訳】見渡す限りの蘆原の中に、ひと筋の細い水路が静かに通っている。 【鑑賞】生い茂る蘆の群落を割るように流れる一本の澪(水路)に着目した句です。広大な秋の景色のなかに、きらりと光る水面の線が浮かび上がり、端正で絵画的な美しさを湛えています。
蘆原を抜けて静けき渡し舟
高浜虚子【現代語訳】丈高く茂る蘆原を通り抜けると、水面を静かに進む渡し舟が見えた。 【鑑賞】視界を遮る蘆原の茂みから、開けた川面へと視界が広がる展開が鮮やかです。秋の川辺に漂う静けさと、素朴な人の営みが調和した落ち着きのある名句です。

みんなの「蘆原」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「蘆原」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語