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年末年始の俳句ガイド2026年10月25日(更新: 2026年10月26日)

冬至の俳句|2026年は12月22日、柚子湯・冬至粥の季語と例句

はじめての俳句サポーター 凛

はじめての俳句サポーター 凛

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冬至の俳句|2026年は12月22日、柚子湯・冬至粥の季語と例句

一年でいちばん昼が短く、夜が長い日、冬至(とうじ)。柚子湯のさわやかな香り、食卓に並ぶ南瓜の煮物、早くともる夕方の明かり。冬至は、身近な風景から俳句を作れる一日です。

「冬至」は冬の季語。この記事では、2026年の冬至の日付、季語の意味、昔ながらの風習、五・七・五の編集部作例を、やさしくご紹介します。

この記事でわかること

  • 2026年の冬至はいつか
  • 冬至・柚子湯・冬至南瓜など、冬の季語の意味
  • 冬至の俳句を作るための身近な題材と作例

冬至とは?2026年は12月22日(火)

冬至は二十四節気の一つで、北半球では一年のうちで昼の時間がもっとも短く、夜がもっとも長くなるころです。毎年12月21日〜22日ごろにあたります。

2026年の冬至

12月22日(火)

国立天文台「令和8年(2026)暦要項」による。暦上の冬至の時刻は午前5時50分(日本標準時)。

冬至を過ぎると、昼の時間は少しずつ長くなります。このため、古くから「一陽来復(いちようらいふく)」と結びつけられ、陰が極まって再び陽が戻る、希望の節目として親しまれてきました。

ただし、冬至が「日の入りの最も早い日」や「日の出の最も遅い日」と完全に一致するわけではありません。昼の長さがもっとも短いというのが、冬至の大切な特徴です。

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冬至にまつわる冬の季語一覧

冬至には、その日付だけでなく、食べものやお風呂など、暮らしの風習を表す季語もあります。

季語 読み 意味
冬至とうじ一年で昼がもっとも短いころ
一陽来復いちようらいふく冬至を表す言葉。陰が極まり陽に転ずること
柚子湯ゆずゆ柚子の実を浮かべる冬至のお風呂
冬至粥とうじがゆ冬至に食べる小豆粥
冬至南瓜とうじかぼちゃ冬至に食べる南瓜。煮物などの料理
短日たんじつ冬の昼の短さを表す言葉

「柚子」と「柚子湯」は季節が違います

果実そのものの「柚子」は秋の季語ですが、冬至のお風呂を表す「柚子湯」は冬の季語です。

同じように、食材の「南瓜」と、冬至の風習である「冬至南瓜」も区別して考えると、季語を選びやすくなります。

柚子湯・南瓜・小豆粥|冬至の3つの風習

1.柚子湯|香りを楽しみ、健やかな冬を願う

冬至の日に柚子を湯船に浮かべる「柚子湯」。昔から、風邪をひかずに冬を越せるよう願う風習として親しまれてきました。柚子の清々しい香りや、湯に浮かぶ黄色い実は、そのまま俳句の題材になります。

肌が敏感な方や小さなお子さんは、柚子の皮による刺激に気をつけ、無理のない方法で楽しみましょう。

2.冬至南瓜|「ん」のつく食べものに願いを込めて

冬至には南瓜(かぼちゃ)を食べる風習があります。保存のきく野菜を冬の食卓に取り入れる知恵として、また「なんきん」と呼ぶと「ん」が入ることから、縁起のよい食べものとしても語られてきました。

ほくほくとした煮物の湯気、箸で崩れる黄色い南瓜など、手元の小さな動きを描くと、食卓のあたたかさが伝わります。

緑色の布の上に置かれた白い皿に、橙色の南瓜の煮物が盛られている
ほっくりとした南瓜の煮物。冬至の食卓を彩る風習の一つです。

3.冬至粥|小豆の赤い色に厄払いの願いを込めて

小豆を使う「冬至粥」も、冬至の食習慣の一つです。小豆の赤い色には邪気を払う力があると考えられ、無病息災を願って食べる習わしが伝わっています。

煮立つ鍋の音、茶碗から上がる湯気、家族が粥を冷ますしぐさ。そんな暮らしの一こまに目を向けてみましょう。

冬至の俳句|編集部の作例4句

冬至を題材に、俳句びと編集部が作ったオリジナルの作例をご紹介します。歴史上の俳人の句ではありません。表記と音数を確認し、初めての方にも場面が浮かぶようにしました。

編集部作例|季語:冬至粥

冬至粥 ふうふう吹いて 母と食ぶ

五・七・五:とうじがゆ(5)/ふうふうふいて(7)/ははとたぶ(5)

小豆粥を吹き冷ましながら、母と向き合って食べています。寒い日だからこそ、食卓を囲む時間のぬくもりが際立ちます。

編集部作例|季語:冬至

冬至の日 はや灯をともす 台所

五・七・五:とうじのひ(5)/はやひをともす(7)/だいどころ(5)

まだ夕方なのに、台所の明かりが早くともされます。「日が短い」と説明せず、毎日の動作で冬至らしさを表した一句です。

編集部作例|季語:柚子湯

柚子湯には 丸い実ふたつ 浮かびをり

五・七・五:ゆずゆには(5)/まるいみふたつ(7)/うかびをり(5)

湯船にぽっかり浮かぶ二つの黄色い実を、見たままに描きました。香りまで伝わってきそうな、静かな一場面です。

編集部作例|季語:短日

短日や 郵便受けの 音を待つ

五・七・五:たんじつや(5)/ゆうびんうけの(7)/おとをまつ(5)

暮れるのが早い冬の午後、便りを待ちながら郵便受けの音に耳を澄ませる場面。短い日と待つ時間の静けさが重なります。

山並みと街のシルエットの向こうへ夕日が沈み、空が橙色に染まる風景
暮れゆく空の色や、早くともる家の明かりも、冬の俳句の題材になります。

冬至の俳句を作る3つのコツ

1.香りや湯気など、五感で感じたことを選ぶ

「柚子が香る」「粥の湯気がのぼる」など、実際に見たり感じたりしたことをひとつ取り出します。たくさんの情報を詰め込まないほうが、情景が伝わります。

2.日の短さを、暮らしの動きで表す

「日が短い」と直接言わなくても、早く明かりをともした、雨戸を閉めた、夕食の支度を急いだ、という動作から冬至らしさを表せます。

3.季語をひとつ選び、五・七・五に整える

「冬至」と「柚子湯」を同じ句に入れることが必ずしも間違いとは限りませんが、どちらも季語です。最初は主役を一つに絞ると、句の中心が定まりやすくなります。

はじめての一句|3つの手順

  1. 今日の場面を一つ選ぶ(例:台所の明かりが早くともった)
  2. 冬の季語を一つ選ぶ(例:「冬至」)
  3. 五・七・五の音で声に出し、余分な言葉を削る

音の数え方は、俳句の五・七・五の基本も参考になります。

冬至の俳句|よくある質問

Q.冬至は冬の季語ですか?

はい。「冬至」は仲冬の季語です。「柚子湯」「冬至粥」「冬至南瓜」など、冬至の暮らしに結びついた言葉も冬の季語として用いられます。

Q.柚子そのものは冬の季語ではないのですか?

歳時記では、果実の「柚子」は一般に秋の季語です。一方、冬至の日の入浴習慣を指す「柚子湯」は冬の季語。お風呂の場面を詠むなら「柚子湯」を選ぶと季節が伝わりやすくなります。

Q.冬至と柚子湯を一句に両方使ってはいけませんか?

二つの季語を一句に入れることは「季重なり」と呼ばれます。絶対に禁止ではありませんが、慣れないうちは「冬至」か「柚子湯」のどちらかを主役にすると、伝えたい風景が明確になります。

Q.2026年の冬至は何日ですか?

2026年の冬至は12月22日(火)です。冬至の日付は年によって前後するため、毎年の暦で確認すると安心です。

Q.12月の季語をもっと知りたいです。

「師走」「年の暮」「大晦日」など、12月に使える季語はたくさんあります。12月の季語一覧や、冬の有名な俳句7選もご覧ください。

あわせて読みたい|年末年始の俳句

冬至から大晦日、お正月へ。季語が移り変わる時季を、俳句とともに楽しみましょう。

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一年でいちばん短い日に、一句を

冬至は、日が少しずつ長くなっていく始まりでもあります。窓の外の夕暮れ、柚子湯の香り、食卓の湯気。今日だけの小さな発見を、一句に残してみませんか。

難しい言葉を探す必要はありません。心に残った景色を、まずは自分の言葉で書いてみましょう。

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