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常磐木蓮(ときわもくれん)とは、主にモクレン科の常緑高木である「泰山木(タイサンボク)」の別称、あるいは常緑性のモクレンの仲間を指す夏の季語です。「常磐」は常に緑を保つ常緑樹を意味します。春先に葉が出るよりも前に花をつける一般的な白木蓮と異なり、初夏から夏にかけて、革のように厚く艶のある深い緑の葉を茂らせ、その中に抱かれるように手のひらよりも大きな純白の花を咲かせます。気品に満ちた芳香を放つことも大きな特徴です。
春の木蓮との最大の違いである「青葉の力強さ」と「夏の高い空に咲く大輪の白」をしっかりと意識することが大切です。見上げるほどの高木に咲くため、天を仰ぐような視点や、大輪の花の重み、強い日差しを照り返す厚い葉の質感などを丁寧に描写しましょう。また、花が散ったあとの雄大なしずけさや、夕暮れどきに漂う濃厚な香りに焦点を当てて五感に訴えかけるのも良い方法です。
・夏の空や気象:青空、夏日、雲峰、夕立、夏の風 ・視覚・質感:純白、大輪、革の葉、木漏れ日、深緑、高枝 ・嗅覚・風情:芳香、気高き香り、洋館、木陰、静寂