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天王寺金堂手斧始(てんのうじこんどうちょうなはじめ)は、大阪の四天王寺で正月の初旬に執り行われる伝統的な大工始めの儀式を指す新年の季語です。四天王寺は聖徳太子によって建立された寺院であり、太子は職人の祖神としても崇められてきました。この儀式では、古式ゆかしい装束をまとった番匠(大工職人)たちが金堂に集まり、木遣り歌を朗々と歌い上げながら手斧で用材を削り、一年の工事安全と職能の向上を祈願します。古代の息吹を今に伝える、極めて格式高くおめでたい行事です。
新春の清冽な空気の中で行われる儀式の、厳かな緊張感と活気を捉えるのがポイントです。手斧が木を削る澄んだ高い音や、削り立ての白木から漂う清々しい香り、あるいは職人たちの揃いの装束や木遣り歌の力強さなど、五感を働かせた描写を盛り込むと生き生きとした句になります。歴史ある寺院の景と、新しい年の始まりを寿ぐ職人の誇りを響き合わせるように詠んでみましょう。
番匠(ばんしょう)、木遣り(きやり)、白木(しらき)、削り華(けずりばな)、木香(きが)、金堂(こんどう)、初晴(はつばれ)、寒気(かんき)、古式(こしき)など。