縫始

縫始

ぬいはじめ

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意味・由来

「縫始(ぬいはじめ)」は、新年に初めて針を持って裁縫をすることを指す新年の季語です。古くは正月二日に針に糸を通し、吉方を向いて縫い始める習慣がありました。これを「針始(はりはじめ)」と呼ぶこともあります。一年の家内安全や裁縫の上達、また家族の衣服に困らないようにとの願いを込めて行われた、慎ましくもおめでたい行事です。現代でも、新年を迎えて気持ちを新たに手仕事に向き合う心豊かなひとときを表します。

この季語で詠むコツ

お正月の静けさや、新春の澄んだ光を意識すると情景が鮮やかに立ち上がります。新しい布の手触り、針先が布を通る小さな音、初日差しに透ける糸の色など、五感を働かせた細やかな描写を試みてください。また、子どもの晴れ着や誰かのために繕い物をする家族愛、あるいは背筋が伸びるような新年の決意をそっと込めることで、日常の温もりと新年の清々しさが両立した深い一句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・視覚的な言葉:紅糸、絹、木綿、針の孔、初日ざし、障子明り ・動作や感覚の言葉:運針、指ぬき、通す、引き締める、きぬずれ、静けさ ・お正月の道具や場:炬燵、裁ち板、針箱、吉方、座敷

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