季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。
「小木菟(こみみずく)」は、フクロウ目フクロウ科の冬鳥です。シベリア方面から日本へ渡ってきて、冬の平地や河川敷、枯れた草原などで越冬します。名前の由来は、頭部にある耳のように見える羽毛(羽角)が非常に短く小さいことから「小耳木菟」と呼ばれたことにあります。夕暮れや夜間に活動してネズミなどを捕らえますが、昼間は枯れ草の中や低い木の枝で丸くなってじっと寒さに耐えています。冬の静寂や野原の寂しさを象徴する風情ある季語です。
小木菟は、枯野や河原といった広々とした冬の風景のなかにぽつんと佇む姿が印象的です。その特徴的な金色の鋭い眼差しや、昼間の愛らしい眠り姿、あるいは夕闇の中を羽音も立てずに滑空する神秘的な動きを捉えると詩情が深まります。「木菟(みみずく)」全般に比べて、広大な枯れ原や葦原に潜んでいることが多いため、広がりと静けさのある背景を描き出すのが成功のコツです。
・情景:枯野、葦原、夕暮、夕星、霜 ・様子:丸まりて、まばたく、音もなく、見張る、ひそむ ・色彩:淡墨、黄昏、金色(こんじき)、枯草色