飾羽子

飾羽子

かざりばね

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意味・由来

飾羽子(かざりばね)とは、新年の祝いや厄除けとして床の間や違い棚などに飾られる、鑑賞用の美しい羽根のことです。実際に打ち合って遊ぶ羽根とは異なり、無患子(むくろじ)の黒い実に色鮮やかな鳥の羽を華やかに挿し、飾り物として仕立てられています。「子どもが患わない」に通じる無患子と、害虫を食べるトンボに似せた羽の組み合わせは、古くから無病息災や魔除けの象徴とされてきました。新春の座敷に華やぎと寿ぎを添える、晴れやかな季語です。

この季語で詠むコツ

空を飛び交う躍動的な羽根と違い、室内に飾られて静止している点に風情があります。そのため、床の間の静けさや初春の光、羽の鮮やかな色彩との対比を意識して詠むのがコツです。押絵羽子板とともに置かれた佇まいや、ほこり一つない新年の清らかな座敷の空気をすくい取ることで、落ち着いた格調高い句に仕上がります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・場所や調度:床の間、違い棚、座敷、掛け軸、初暦 ・色彩や光:五色、紅、艶やか、うららか、初日影 ・新年の風情:静もり、寿ぎ、無病息災、屠蘇

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