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「枯蘆(かれあし)」は、冬になって水辺の蘆(あし・よし)が葉も茎もすっかり茶色に枯れ果てた姿を指す冬の季語です。「枯芦」とも表記されます。かつて夏から秋にかけて青々と力強く水辺を覆っていた蘆が、寒風に晒されて水分を失い、立ち枯れている様子は、冬の寂寥感や枯淡の美しさを象徴しています。水辺の寒々とした風景を象徴する代表的な季語の一つです。
枯蘆を詠む際は、単に枯れているという見た目だけでなく、「音」や「光」に着目するのがおすすめです。乾いた茎や葉が冬の風に吹かれてカサカサと擦れ合う乾いた音や、傾いた冬の光を浴びて淡く輝く様子を捉えると、情感豊かな句になります。また、じっと動かない枯蘆の群れに対して、水鳥の羽ばたきや水面の揺れといった動的な要素を対比させることで、水辺の静けさがより際立ちます。
・風や音を表す言葉(風の音、擦れ合う、鳴る、さざめく) ・水辺や光の情景(夕日、斜光、川波、入江、沼) ・冬の生き物(鴨、鳰、百舌、雀)