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古賀まり子

こがまりこ

作風・特徴

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代表句 (4件)

聖母生誕祭祈りの指の白さかな
季語: 聖母生誕祭 (autumn)
【現代語訳】聖母生誕祭の厳かな礼拝の中、静かに組み合わされた祈りの指の白さがひときわ清らかに際立っている。\n【鑑賞】信徒たちの敬虔な所作を象徴する「祈りの指の白さ」に焦点を当て、聖母への純粋な祈りと秋の凛とした空気感を美しく捉えています。
遠花火ひとは皆闇抱くらし
季語: 遠花火 (autumn)
【現代語訳】遠く夜空に散る花火を眺めていると、人間は誰しも心の中に暗い闇を抱えながら生きているのだと思えてくる。\n【鑑賞】華やかでありながら一瞬で消え去る遠花火を仰ぎ見る人々の姿から、人の心の奥底にある孤独や哀感へと視線を向けた心理的深みのある句です。夜空の闇と人間の心の闇が静かに響き合っています。
葡萄酒を醸す山脈青く澄み
季語: 葡萄酒醸す (autumn)
【現代語訳】葡萄酒が仕込まれている里の向こうに、秋晴れの山脈が青々と澄みわたって連なっている。\n【鑑賞】甲斐の山並みのような雄大な自然と、その麓で営まれるワイン造りの風情を大らかに捉えています。澄み切った秋の空気感と、新酒の誕生を待つ清々しい高揚感がストレートに伝わってきます。
紅天狗茸山気濃き日の毒放つ
季語: 紅天狗茸 (autumn)
【現代語訳】山の冷気や霧が深く立ち込める日、紅天狗茸がその強い毒気を漂わせている。【鑑賞】しっとりと山の気が満ちる深山の神秘的な空気感と、キノコが発する魔力のような気配が見事に調和しています。視覚的な赤さだけでなく、森の湿度や匂い、肌で感じる冷気まで詠み込まれた一句です。