メディアTop
季語辞典
木村蕪城
俳
? - ?
木村蕪城
きむらぶじょう
作風・特徴
作風の解説はまだ登録されていません。
代表句 (4件)
南瓜忌や絵の具の皿の乾きをり
季語: 南瓜忌 (autumn)
『【現代語訳】木下杢太郎を偲ぶ南瓜忌の日、彼が愛用していた絵の具の皿が、今はひっそりと乾いたまま残されていることよ。【鑑賞】かつて美しい水彩画を描くために使われていた絵の具の皿。それが乾いたまま静かに置かれている様子から、主を失った書斎の寂しさと、今なおそこに息づく杢太郎の美への情熱が痛切に伝わってくる名句です。』
岩高蘭実に触れゆけば霧のぼる
季語: 岩高蘭 (summer)
『【現代語訳】岩高蘭の小さな実にそっと触れながら歩を進めると、足元から霧が湧き上がってくる。【鑑賞】実のひんやりとした感触と、高山特有の霧が立ち上る幻想的な風景を、触覚と視覚を通じて鮮やかに描き出しています。』
海霧の街人それぞれに灯をともす
季語: 海霧 (autumn)
『【現代語訳】海霧が深く立ち込める北国の街で、夕暮れとともに、人々がそれぞれの家や店にぽつりぽつりと明かりを灯し始めている。 【鑑賞】冷たい海霧が街全体を白く閉ざす中、それぞれの窓に灯る温かな明かりが、人々の営みやぬくもりを感じさせます。孤独感と人恋しさが同居する抒情的な一景です。』
扇ねぷた闇押し広げ押し広げ
季語: 扇ねぶた (autumn)
『【現代語訳】扇ねぷたが、重苦しい夜の闇をぐいぐいと押し広げるようにして力強く進んでゆく。 【鑑賞】「押し広げ押し広げ」という力強い言葉の重ねによって、巨大な扇型の灯籠が城下町の暗闇を切り裂きながら練り歩く迫真の動感を表現しています。北国の夜を熱く照らし出すねぷたの圧倒的な存在感と生命力が伝わってくる一句です。』
あなたも一句、詠んでみませんか
この俳人をシェアする
フィードバックはこちら