山木蓮

山木蓮

やまもくれん

別の表記・呼び名:山木蘭(やまもくれん)

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意味・由来

山木蓮(やまもくれん)は、山野に自生するモクレン科の樹木に咲く花を指す春の季語です。庭先や公園に植えられる一般的な木蓮とは異なり、深い山肌や谷あいで厳しい冬を越え、春の訪れとともに大輪の白い花を空へ向けて咲かせます。タムシバや山中に咲く辛夷(こぶし)などを指すことも多く、まだ木々が芽吹ききらない薄茶色の早春の山中で、ひときわ清らかに、また力強く浮かび上がる姿が古くから愛されてきました。

この季語で詠むコツ

人里離れた険しい自然のなかで咲く「孤高の美しさ」や「野性味」を表現することが大切です。庭木の木蓮の持つ華やかさとは一味違う、岩肌や険しい谷、遠くの尾根といった雄大な山岳風景と組み合わせると、花のみずみずしい存在感が引き立ちます。また、遠くから見上げたときの純白の輝きや、春の強い山風に耐えながら咲き誇る生命力を詠み込むと、奥行きのある一句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・山や地形の言葉:谷、尾根、峠道、岩肌、深山、山裾 ・春の気候や光:残雪、春風、山靄(やまもや)、薄日、青空 ・様子を表す言葉:仰ぐ、白き炎、風渡る、木々の芽、梢(こずえ)

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