点茶始

点茶始

てんちゃはじめ

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意味・由来

新年を迎えて初めて湯を沸かし、抹茶を点てる儀礼や所作のことを指します。「茶立始(ちゃたてはじめ)」とも呼ばれ、茶道の世界だけでなく、家庭でも行われる新春の風習です。元日の朝に汲み上げた神聖で清らかな水である「若水(わかみず)」を使い、その年一年の無病息災や心の平安を祈りながら静かに茶を点てます。立ちのぼる清々しい湯気とともにいただく最初の一服には、新しい年への清らかな決意が込められています。

この季語で詠むコツ

単に「お茶を美味しくいただいた」という報告にとどまらず、新春ならではの凛とした空気感や、茶を点てる一連の所作に宿る心地よい緊張感を捉えることが大切です。釜の湯が静かにたぎる松風(しょうふう)の音、茶筅を振る手の動き、鮮やかな抹茶の緑、あるいは茶碗のぬくもりなど、五感を研ぎ澄ませた具体的な描写と結びつけると、格調高く味わい深い一句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・水や湯に関する言葉:若水、釜の湯気、松風の音 ・道具に関する言葉:茶筅、茶杓、楽茶碗、炉(ろ) ・場の雰囲気を示す言葉:静けさ、凛とす、初明かり、座敷、畳

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