莫鳴菜

莫鳴菜

なのりそ

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意味・由来

「莫鳴菜(なのりそ)」とは、海藻のホンダワラ(神馬藻)の古名で、新年の季語です。「名を名乗る」「名乗り初む」に通じることから、自分の名を明らかにして吉を招くという言霊の信仰や、長寿を祝う意味を込めて、正月飾り(蓬莱飾りや鏡餅)に添えられてきました。古今和歌集をはじめ古くから和歌にも詠まれてきた歴史ある植物で、乾くと独特の香気と深い褐色を持ち、新春のめでたさを厳かに演出します。

この季語で詠むコツ

新年の神棚や床の間の飾りに着目し、古風で格式ある新春の情景を描くのが基本です。単なる海藻としてではなく、家の繁栄を祈る祝いの品としての重みや、伝統を守る家庭の温もり、新年の静かで引き締まった空気を表現すると深みが増します。古雅な響きを持つ季語ですので、格調高い調べを意識して詠み込むと、言葉の持つ雅な雰囲気が際立ちます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・床の間、神棚、三方 ・鏡餅、蓬莱(ほうらい)、裏白、譲り葉 ・初日、初霞、寿ぐ、古色、潮の香

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