春雲

春雲

しゅんうん・はるぐも

別の表記・呼び名:春の雲(はるのくも)

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意味・由来

春雲(しゅんうん、はるぐも)とは、春の空にぽっかりと浮かぶ雲のことです。冬の張り詰めた冷たい空気に浮かぶ鋭い雲や、夏の力強い道峰(入道雲)とは異なり、どこか水分を含んで柔らかく、輪郭がほのかに霞んでいるのが大きな特徴です。厳しい寒さが緩み、暖かな日差しとともに大気が潤いを帯びてくる季節の推移を、空の表情から豊かに感じ取ることができます。

この季語で詠むコツ

春雲の持つ「柔らかさ」「のどかさ」「光の明るさ」を意識して詠むのが基本です。雲自体の色合いや、ゆったりとした動きを捉えるだけでなく、春風に形を変える儚さや、地上に落ちる淡い雲の影などを描写すると、春特有の長閑な空気感を鮮やかに表現できます。見上げる作者のゆったりとした心持ちや、新しい季節への期待感を雲に託すように重ね合わせると、奥行きのある一句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・大地、野原、あぜ道、山並み(のどかな春の風景を広げる無季の言葉) ・日差し、光、微風、茜色(春雲の質感や色彩を引き立てる無季の言葉) ・山笑う、春耕、草青む(雲の下で動き出す春の息吹を感じさせる春の言葉)

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