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「霜除とる(しもよけとる)」とは、厳しい冬の寒さや霜の害から庭木や作物を守るために被せていた藁(わら)や菰(こも)などを、春の訪れとともに取り外す作業を指す春の季語です。「霜除外す」「霜囲解く」などとも詠まれます。三月頃、暖かさが増して遅霜の心配が少なくなった頃に行われます。冬の間ずっと覆われていた植物が春の陽光の下へと現れる様子は、庭や畑に本格的な春が訪れたことを実感させる作業です。
この季語を詠む際は、冬の保護から解き放たれた植物の瑞々しい姿や、覆いの下でいつの間にか育っていた小さな若芽の発見に焦点を当てると春らしさが際立ちます。また、藁をほどく人の手仕事や、外した菰を束ねる音、立ち上る乾いた藁や土の匂いなど、五感を生かした動作を描くのもおすすめです。「春の光を浴びせる喜び」や「植物が息を吹き返す解放感」を意識して詠んでみましょう。