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「蒟蒻玉干す(こんにゃくだまほす)」とは、晩秋から初冬にかけて掘り起こした蒟蒻の地下茎(蒟蒻芋・蒟蒻玉)を、天日や寒風に晒して乾燥させる冬の季語です。蒟蒻玉は寒さや湿気に弱く、傷みやすい性質があります。そのため、貯蔵する前や加工する前に、むしろを広げた庭先や軒下でしっかりと干し、水分を飛ばして日持ちを良くする知恵が受け継がれてきました。冬晴れの光の下、ゴツゴツとした褐色の玉が整然と並べられる光景は、山里や農村の冬の風物詩です。
蒟蒻玉の持つ素朴で武骨な質感と、冬の乾いた空気感を対比させることがポイントです。黒々とした土の匂いが残る玉そのものの形や重み、あるいは玉に注ぐ冬の陽光の温もりや、吹き抜ける寒風の冷たさを五感を使って描写してみましょう。人の暮らしや農作業の息づかいをにじませることで、温かみのある生活俳句として深みが増します。
・場所を表す言葉:軒下、庭先、山裾、筵(むしろ)、畦道 ・気象や光を表す言葉:冬日(ふゆひ)、からっ風、初冬の空、影、乾き ・様子を表す言葉:並ぶ、転がる、土の香、手仕事、ずっしりと