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紀元節は二月十一日の祝日であり、日本神話において初代天皇とされる神武天皇が即位した日に由来しています。明治時代に国家の祝祭日として制定され、戦後に一度廃止されたものの、昭和四十一年には「建国記念の日」と名を変えて再び国民の祝日となりました。俳句では、冬の名残と春の訪れが交錯する初春の季語として、厳かさや清々しさを詠み込む際に大切にされています。
紀元節の時期は立春を過ぎて間もないころで、寒さの中にも微かな春の光が差し込む季節です。そのため、凛と澄んだ早春の空気感や、晴れ渡る青空などを取り合わせると、この季語の持つ気品が際立ちます。歴史や理念を頭で詠もうとすると理屈っぽくなりやすいため、神社仏閣に掲げられた国旗のはためき、遠く響く神楽の音、静かに香る早咲きの花など、目や耳で捉えられる具体的な情景を切り取るのが上達への近道です。
日章旗、宮居、太鼓、松の梢、白梅、青空、朝風、晴天、石段、玉砂利
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秋の愁いも
味とせる
胡桃色
秋に映えたる
独特さ
街角の
秋の愁いや
セピア色
午後のお茶
ひとり点前や
秋愁ひ
秋愁ひ
柱時計の
ねぢの錆
秋愁を
心の灯とす
息込みぞ