日送り

日送り

ひおくり

別の表記・呼び名:日送(ひおくり)

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意味・由来

「日送り」とは、春のうららかな陽気の中で、特段の用事もなくのんびりと一日を過ごすことを表す春の季語です。厳しかった冬が去り、日が長くなって暖かさが増す春は、心身ともに緊張が解けてどこか気だるく、時の流れが緩やかに感じられます。何か大きな出来事があるわけではなく、ただ穏やかに春の一日を送り届けるという、この季節ならではの長閑で満ち足りた気分がこの言葉に宿っています。

この季語で詠むコツ

忙しい日常を少し離れた「静かな時間の流れ」を五七五に写し取ることが大切です。縁側でお茶をすする、読みかけの本を置いたまま微睡む、庭先の草木をぼんやりと眺めるなど、具体的で何気ない仕草や情景を取り合わせると実感がこもります。「何もしない時間の豊かさ」や、少し切ないような春の物憂さを素直に表現してみましょう。

相性のいい言葉・取り合わせ

・縁側、庭先、湯呑み、古本、窓辺(日常の静かな道具や場所) ・あくび、微睡み、うたた寝、深呼吸(ゆったりとした動作) ・うららか、のどか、春日、春風、霞(春の季語・情景)

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