メディアTop
季語辞典
能村研三
俳
? - ?
能村研三
のむらけんぞう
作風・特徴
作風の解説はまだ登録されていません。
代表句 (3件)
天地始粛竹の軋りの乾きけり
季語: 天地始めて粛す (autumn)
『【現代語訳】天地の気が鎮まり始める頃、風に軋む竹林の音がどこか乾いた響きを帯びてきた。\n【鑑賞】風に揺れる竹の「軋(きし)り」の音に耳を澄まし、そこに夏の湿り気とは異なる秋の乾燥を感じ取っています。大気全体の収縮と引き締まりを聴覚を通じて捉えた写実性の高い句であり、ひんやりとした秋風の肌触りまで伝わってくるような臨場感があります。』
泣角力高々と抱かれ声競ふ
季語: 泣角力 (autumn)
『【現代語訳】泣き相撲の土俵で、赤子たちが力士の腕に高々と抱き上げられ、張り裂けんばかりに泣き声を競い合っている。【鑑賞】土俵上で高く掲げられた二人の赤子が、互いに負けじと全力で大声をあげている迫力と賑やかさを素直に詠んでいます。「声競ふ」という表現が、泣き相撲という神事の真剣さと微笑ましさを見事に捉えています。』
防災の日や火を怖れ水を怖れ
季語: 防災の日 (autumn)
『【現代語訳】防災の日にあたり、火の猛威を恐れ、水の猛威を恐れる心を改めて噛み締めている。 【鑑賞】関東大震災の大火災や、台風による水害など、自然がもたらす根源的な脅威を素直な言葉で直視した句です。単なる標語に終わらず、「恐れる」という原初的な畏怖の念を再確認することが、防災の第一歩であることを力強く伝えています。』
あなたも一句、詠んでみませんか
この俳人をシェアする
フィードバックはこちら