投扇興

投扇興

とうせんきょう

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意味・由来

投扇興(とうせんきょう)は、江戸時代中期に始まったとされる優雅なお座敷遊びの一つで、新年の季語です。桐の箱で作られた台(枕)の上に「蝶」と呼ばれるイチョウ形の的を立て、そこへ向かって開いた扇子をふわりと投げて落とし、その落ちた扇と蝶の形によって得点を競います。『源氏物語』の巻名に見立てた銘が付けられるなど、風流で雅やかな趣があり、正月の晴れやかな集まりで親しまれてきました。

この季語で詠むコツ

投扇興は、静かな緊張感と扇が宙を舞う軽やかさ、そして的が倒れたときの歓声という「動と静」の対比が魅力です。扇を投げる手元の真剣な表情や、ふわっと宙を描く扇の軌道、思い通りに倒れたときの笑い声など、その場の空気感や音を切り取るように詠むと生き生きとした句になります。新年の初春らしい華やかさや、和気あいあいとした座の楽しさを意識してみましょう。

相性のいい言葉・取り合わせ

・動作や物:扇(おうぎ)、蝶(ちょう)、枕(まくら)、指先、宙を舞う、袖 ・情景や感情:座敷、笑い声、息をのむ、和やか、晴れ着、畳、源氏名

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