くらら
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### 意味・由来
「苦参(くらら)」は、日当たりのよい野原や川の土手に自生するマメ科の多年草です。その個性的な名前は、根をかじるとあまりの苦さに頭がクラクラ(眩暈)することに由来すると言われています。古くから生薬として漢方などで利用される一方、ウジ殺しなどの天然の殺虫剤としても生活に密着していました。秋になると、初夏に咲いた淡黄色の小さな花が細長いサヤ状の実を結び、茶色く枯れて独特の寂しげな風情を醸し出します。
### この季語で詠むコツ
苦参を詠む際は、その「苦さ」や「毒性」という隠された強烈な個性と、野生の草としての「地味で素朴な佇まい」とのギャップに注目すると良いでしょう。秋に実を結び、枯れゆく寂しげな姿を描写することで、季節の深まりや、生と死、自然の厳しさを表現するのに適しています。あえて荒れた土地や寂しい背景を配することで、この季語が持つ野生的な魅力が引き立ちます。
### 相性のいい言葉・取り合わせ
・「苦し」「渋し」「痺る」などの味覚・感覚に関する言葉
・「荒野」「土手」「廃道」「石ころ」などの野生を感じさせる場所
・「西日」「野分(のわき)」「乾く」といった、秋の寂しさや厳しさを表す言葉
・「薬」「根」「毒」など、実用的な背景を想起させる言葉
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