季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。
「寒習(かんならい)」とは、小寒から立春の前日(節分)までの最も寒さが厳しい「寒」の時期に行われる、芸事や学問の稽古のことです。「寒稽古」とほぼ同じ意味を持ちますが、寒稽古が剣道や柔道などの武芸を連想させやすいのに対し、寒習は書道、茶道、華道、音曲(三味線や琴)、そろばんといった習い事全般に広く使われます。凍てつく寒気に身をさらし、怠け心を戒めながら心身を鍛えることで、芸の向上を祈るという日本伝統の精神修養の風習に基づいています。
張り詰めた冷たい空気と、それに負けまいとする修行者の集中力や真摯な姿勢を対比させることがポイントです。かじかむ指先で筆を握る感覚、吐く息の白さ、静まり返った稽古場に響く音など、五感を総動員して寒さと熱気を描写しましょう。大人の厳しい修練だけでなく、寒風の中を小さな体を寄せ合って習い事へ通う子どもたちの健気な姿を描くのも、温もりと生活感が生まれて味わい深い一句になります。
・身体感覚の言葉:かじかむ指、白息、背筋、息を呑む ・道具や五感の言葉:墨の香、琴の音、筆先、そろばんの玉、足袋の白 ・場の情景を表す言葉:板の間、障子、夜明け、稽古帰り、木造校舎