神渡し

神渡し

かみわたし

別の表記・呼び名:神渡(かみわたし)

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意味・由来

「神渡し(かみわたし)」は、陰暦十月(神無月)の初冬に吹く西風や北風のことです。日本各地の八百万の神々が、年に一度の縁結びの会議のために出雲大社へと旅立つ際、その神々を送り届けるように吹き渡る風であると信じられてきました。冬の到来を告げる冷たく鋭い風でありながら、神々の旅立ちという神話的な物語を宿した、厳かでどこか神秘的な響きを持つ美しい季語です。

この季語で詠むコツ

ただ寒々しい強風の光景を写し取るのではなく、風の背後に目に見えない神々の息吹や気高さを感じさせる表現を意識してみましょう。木々を激しく揺らし、空の雲を一掃していく風の力強さと、吹き抜けた後の静けさや研ぎ澄まされた空気感を対比させると、初冬ならではの透明感と幽玄な情感を引き出すことができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・神社や信仰に関わる言葉:鳥居、注連縄、鎮守の杜、社殿 ・自然の情景を表す言葉:杉木立、白波、峰、澄み渡る空、峠 ・動きや感覚を表す言葉:吹き払ふ、渡る、鳴らす、仰ぐ

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