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「初斧(はつおの)」とは、新年に山仕事に携わる木こりや林業者などが山に入り、その年で初めて木を伐り始める儀式、またはその際に使う斧のことです。古くから「杣始め(そまはじめ)」や「山始め」の行事として、山の神に神酒や供物を捧げて一年の安全と山の恵みを祈り、厳かに木へ斧を入れました。労働の始まりを告げる、清らかで誇り高い新年の季語です。
斧を力強く打ち下ろす動作そのものだけでなく、張り詰めた冬の空気感や「音」「匂い」などの五感を描くのが効果的です。しんと静まり返った新春の山林に響き渡る乾いた打撃音や、跳ね返る木霊、斧が入った瞬間に立ち上る瑞々しい木の香りなどを取り合わせることで、新年の厳粛さと瑞々しい生命力が鮮やかに立ち現れます。
・音や響きを表す言葉(谺、木霊、こだま、乾く、とどろく、高音) ・山の情景や自然(杉、檜、青空、朝日子、深山、寒風) ・儀礼や神聖さを伝える言葉(神酒、注連縄、祈り、切り口、木肌)