初泣

初泣

はつなき

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意味・由来

「初泣(はつなき)」とは、新年を迎えて初めて泣くことを意味する季語です。一般的には、赤ん坊や幼い子どもが元日や松の内にあげる最初の泣き声を指します。新年のおめでたい席で泣き声が響くことは、不吉なことではなく、むしろ赤子の健やかな成長や力強い生命力を象徴する微笑ましい吉兆として受け止められてきました。清々しい新春の空気を震わせる産声のような響きに、新しい年の希望を重ね合わせる季語です。

この季語で詠むコツ

「泣く」という言葉から悲劇的な光景を連想しがちですが、俳句の「初泣」では明るさや温かみ、生命への愛しさを表現するのが基本です。赤ん坊がなぜ泣いたのか、泣いた後に周囲の大人がどのようにあやして微笑んだのかなど、前後の情景や家族の和やかな様子を描くと情感が深まります。赤ん坊に限らず、新年の初笑いと対比させたり、大人がめでたさのあまり流す嬉し涙として詠む工夫も面白いでしょう。

相性のいい言葉・取り合わせ

・身の回りのもの:産着、おむつ、初着、乳の香、布団 ・新年の季語・光景:初日、屠蘇、初抱き、福笑い、雑煮 ・様子を表す言葉:高らか、すこやか、あやし、寝息、ひとしきり

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