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高橋淡路女

たかはしあわじじょ

作風・特徴

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代表句 (3件)

金ひばり鳴き澄む暮の色となる
季語: 金雲雀 (autumn)
【現代語訳】夕暮れが次第に深まり、あたりがその暮色のなかに沈んでいく。そのなかで金雲雀の声だけが美しく澄み渡っている。【鑑賞】昼から夜へと移り変わる一瞬の美しい時間を切り取っています。視覚的に変化していく夕暮れの景色と、聴覚に響く金雲雀の清らかな声が調和し、静寂の中に深い情趣を生み出しています。
水尾ひきぬ宇和の鰯を船に積む
季語: 宇和鰯 (autumn)
【現代語訳】海面に白い航跡を残しながら、獲れたての宇和鰯を満載にした漁船が進んでゆく。 【鑑賞】大漁に恵まれた鰯漁の活気と、美しい海の情景を鮮やかに捉えています。「水尾(みお)」という船の通った跡の描写が、秋の海の澄んだ青さと船の躍動感を際立たせています。
菜間引いて土の匂ひの指の先
季語: 菜間引く (autumn)
【現代語訳】菜を間引き終わると、自分の指先から瑞々しい土の匂いが立ちのぼっている。 【鑑賞】間引きを終えたあとの指先に残る湿った土と青菜の香りを、鋭い嗅覚と触覚で描写しています。秋の農の温かみと実感が伝わる名句です。