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篠原梵

しのはらぼん

作風・特徴

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代表句 (2件)

青蜜柑爪立てて酸き匂ひかな
季語: 青蜜柑 (autumn)
【現代語訳】まだ青く硬い蜜柑の皮に爪を立てると、ツンと鼻を突くような酸っぱい香りが立ちのぼってきたことだ。\n【鑑賞】硬い青蜜柑の皮に爪を食い込ませた瞬間、鋭い果汁とともに鮮烈な香気が広がる様子を克明に捉えています。触覚と嗅覚を通じて、秋の始まりの新鮮な空気を読者に鮮やかに追体験させる力強い写生句です。
蚊母樹の実吹きて旅心やや定まる
季語: 蚊母樹 (autumn)
【現代語訳】蚊母樹の実(ひょんの実)を拾って笛のように吹いているうちに、旅先で落ち着かなかった心が次第に定まってきた。 【鑑賞】旅先で手にした蚊母樹の実を吹き鳴らす素朴な動作を通じて、旅情と心の揺らぎが静かに落ち着いていくさまを描いた名句です。