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「御七夜(おしちや)」は、赤ちゃんが無事に生まれてから七日目の夜に行うお祝いの儀式です。親族が集まって祝膳を囲み、赤子の名前を決めて披露する「命名の儀」が行われます。医療が発達していなかった昔は、生後間もない赤ちゃんの命は大変儚いものでした。そのため、無事に七日目を迎えられたことは家族にとって大きな節目であり、安堵と感謝を神仏に捧げる大切な夜でした。厳しい寒さの中で新しい命を慈しむ、温もりに満ちた冬の人事の季語です。
外の厳しい寒さと、家の中のやわらかな温もりとの対比を意識すると、赤ちゃんの生命力が際立ちます。お祝いの華やかさだけを描くのではなく、生まれたばかりの小さな手足、かすかな寝息、白く柔らかな産着、命名紙に書かれた墨の艶など、五感で捉えられる細部に焦点を当ててみましょう。命を迎えた家族の喜びや、これからの健やかな成長を願う親心の深さを、淡々と素直な言葉で掬い取ることが成功の秘訣です。
・産着(うぶぎ)、初衣(はつぎ)、襁褓(むつき) ・命名、筆の香、墨の色、白紙 ・寝息、灯火、赤飯、湯気、母の胸 ・寒夜、冬麗、木枯、凍つ、静けさ