蚕屋払

蚕屋払

こやばらい

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「蚕屋払(こやばらい)」は、新年に養蚕を行う部屋である蚕室(蚕屋)を綺麗に掃除し、清める行事を指す新年の季語です。かつての農家にとって、蚕は家計を支える極めて大切で神聖な存在であり、「お蚕様(おかいこさま)」と呼んで敬っていました。そのため、春からの養蚕が順調に進み、良質な繭がたくさん採れることを祈願して、年の初めに埃を払い、道具を整えて部屋を掃き清めました。単なる年末年始の大掃除にとどまらず、新しい年の豊作を願う神聖な祈りの意味合いも込められています。

この季語で詠むコツ

養蚕農家の暮らしの息遣いや、道具・部屋に対する感謝の念を込めて詠むのがポイントです。冬の澄んだ冷気の中、天井の梁や蚕棚の埃を箒で払う具体的な動作、舞い上がる埃に射し込む新年の日差しなど、視覚的なコントラストを描くと情景が鮮やかに立ち上がります。また、作業を終えた後の広々とした部屋の静けさや、清々しさに着目するのも良いアプローチです。

相性のいい言葉・取り合わせ

・道具や作業の描写:竹箒、梯子、筵(むしろ)、煤、掃き出す ・光や空気感:新春の光、寒晴、梁(はり)、土間、高窓 ・情感を表す言葉:祈り、静けさ、清ら、待つ

みんなの「蚕屋払」の詠み

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

みんなの新着句

土用かな

本の匂ひを

畳む午後

風鈴や

鳴らぬ時間を

母が拭く

向日葵や

影をほどいて

夕の土

見慣れし道

ふと見つめたり

濃紫陽花

青梅は

緑色だよ

青い空

知らぬ美の

まだ世に満ちて

春惜しむ

関連する「新年」の季語

あわせて読みたい俳句の記事