1900年 - ?

永田耕衣

ながたこうい

作風・特徴

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生涯・略歴

永田 耕衣(ながた こうい、1900年(明治33年)2月21日 - 1997年(平成9年)8月25日)は、俳人。本名は軍二(ぐんじ)。別号、田荷軒主人。

代表句 (2件)

黒芋虫のぼりつめたる光りかな
季語: 黒いもむし (autumn)
【現代語訳】黒い芋虫が草木の頂上までのぼりつめ、その到達した場所で、光を浴びて輝いている。【鑑賞】這う虫としての卑小な存在である黒芋虫が、高みへのぼりつめた瞬間に放つ生命の崇高な輝きを描いています。作者独自の哲学的かつダイナミックな視点が光る名句です。
木の実拾ひそこらを墓地と思ひけり
季語: 木の実拾う (autumn)
【現代語訳】木の実を拾っているうちに、ふと自分のいるこのあたり一帯が墓地であるかのように思えてきたことだ。【鑑賞】静まり返った雑木林で、ただ黙々と木の実を拾う行為。しゃがみ込んで地面を見つめるその姿勢は、どこか祈りや死者への鎮魂にも似ています。日常の中にふと現れる彼岸(あの世)の気配を捉えた、作者独特の哲学的な深みを持つ一句です。