1887年 - ?

河野静雲

かわのせいうん

作風・特徴

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生涯・略歴

河野 静雲(こうの せいうん、明治20年(1887年)11月6日 - 1974年1月24日)は、日本の時宗の僧、俳人。福岡県福岡市出身。

代表句 (2件)

木の実雨佛の鉢にたまりけり
季語: 木の実雨 (autumn)
【現代語訳】しとしとと降る木の実雨が、屋外に佇む石仏の捧げ持つ鉢の中に、静かにたまっていることだ。【鑑賞】野外に置かれたお地蔵様や仏像の、両手で掲げた鉢(あるいは托鉢の器)に、雨水が静かにたまっていく情景。冷たい秋の雨でありながら、仏の慈悲や、雨を受け止める器の存在が、どこか温かみと救いを感じさせる名作です。
竹田忌や画中一客秋をゆく
季語: 竹田忌 (autumn)
【現代語訳】竹田忌の今日、掛け軸の山水画を眺めると、描かれた一人の旅人が秋の山道を静かに歩んでいくのが見えてくる。 【鑑賞】竹田の描いた南画の世界に深く没入している一句です。画中に小さく描かれた旅人(一客)の姿に、秋を旅した竹田自身の面影を重ね合わせ、絵画と現実の秋景色が溶け合うような静謐な詩情を醸し出しています。