寒翠

寒翠

かんすい

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意味・由来

「寒翠(かんすい)」とは、厳寒の季節にあっても色あせることなく、冴え冴えと深い緑をたたえている常緑樹や山々の美しさを表す冬の季語です。松や杉、竹などの針葉樹や常緑樹が、張り詰めた冬の冷気の中で際立って見える青々とした風情を指し、漢詩に由来する格調高い言葉でもあります。周囲が冬枯れて色彩を失う中、凛として佇む緑の力強さと、冬ならではの澄んだ空気感が凝縮された美しい表現です。

この季語で詠むコツ

単に「冬の緑色」を説明するのではなく、緑を包む「寒さ」や「静けさ」をいかに五感で立ち上がらせるかがポイントです。枯野や残雪、冷たい岩肌といった無彩色の景色と対比させることで、寒翠のみずみずしい輝きが一層際立ちます。また、視覚だけでなく、鋭い北風の音や、氷のように冷たい空気の肌触りを意識して取り合わせると、引き締まった格調の高い一句に仕上がります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・場所・景物:古寺、岩壁、冬滝、庭石、石段 ・天候・情景:冬晴、薄日、木枯、朝影、夕日 ・感覚・動作:凛と、研ぎ澄ます、佇む、静まり返る、仰ぐ

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