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「大灯忌(だいとうき)」は、冬の季語で、京都の臨済宗大徳寺派の大本山である大徳寺を開いた大燈国師(だいとうこくし・宗峰妙超)の忌日のことです。陰暦十二月二十二日に行われ、現在の大徳寺でも厳粛な法要が営まれます。宗峰妙超は乞食の群れに交じって修行したという伝説でも知られ、その徹底した禅風は厳しく高潔なものでした。そのため、大灯忌は真冬の研ぎ澄まされた寒さや、格式ある禅寺の厳粛な静寂と深く結びついた季語となっています。
大灯忌を詠む際は、冬の凛とした空気感や禅の精神性を意識すると句に深みが生まれます。寺院の情景そのものを具体的に描写するだけでなく、静寂の中に響く鐘の音やりんの余韻、香の煙、冬枯れの木立などを通して、寒冷な気候と心の落ち着きを取り合わせるのがコツです。華やかさよりも、削ぎ落とされた簡素な美しさ、引き締まった冬の冷たさを表現することを意識してみましょう。
・場所や寺院に関する言葉(紫野、大徳寺、枯山水、石庭、古松) ・五感に響く冬の言葉(寒鐘、線香の香、薄日、木枯らし、手水) ・静けさを表す言葉(しじま、影、澄みわたる)