1657年 - 1730年
はっとりとほう
芭蕉の精神を忠実に体現した正統的蕉風。理論的・体系的な俳諧観を持ち、「不易流行」の精神を実作と著述の両面で実践した。
江戸前・中期の俳人。芭蕉の十哲の一人で、伊賀国上野(芭蕉の故郷)の出身。武士を辞して俳諧に専念し、生涯を通じて師の精神を守り続けた。芭蕉の俳論を記した『三冊子』は、蕉風の美意識と方法論を後世に伝える重要な資料として現在も高く評価されている。「不易流行」の概念を丁寧に解説し、芭蕉俳論の理解に欠かせない人物である。