俳句の作り方入門| 初心者でも「最初の一句」が スラスラ書けるコツ
ozaki
執筆者
「俳句を始めてみたいけれど、何だか難しそう……」
「五・七・五を埋めるだけで精一杯で、詩にならない」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
こんにちは。私はSEOライターとして活動しながら、気づけば俳句歴も10年を超えたベテランです。
かつての私は「季語って何?」「風流なことを書かなきゃいけないの?」と、ガチガチに緊張してペンを握っていました。しかし、10年以上続けてわかったのは、俳句は「作る」ものではなく「見つける」ものだということです。
この記事では、初心者が迷わず最初の一句を詠むためのステップと、私の10年の実践で得た「挫折しないためのコツ」を解説します。
1. 俳句の基本ルールは「たった2つ」だけ
まずは肩の力を抜きましょう。俳句のルールは、実は驚くほどシンプルです。
① 五・七・五の「定型」を守る
心地よいリズムに乗せることで、短い言葉が力強く響きます。最初は指を折って数えても全く問題ありません。
② 「季語」をひとつ入れる
これが俳句の心臓部です。季節を表す言葉(季語)を一つ入れるだけで、十七音の中に一気に風景が広がります。
【私の失敗談】
初めたばかりの頃、私は「自分の気持ち」を全部説明しようとしていました。
「悲しくて 涙が止まらぬ 秋の夜」……。これ、実は俳句としてはイマイチなんです。なぜなら、自分の感情を言い過ぎて、読者の想像する余地を奪っているから。
「秋の夜」という季語だけで、寂しさや静けさは十分伝わります。「心(気持ち)」を書かずに「景(風景)」を書く。 これが上達の第一歩です。
2. 実践!初心者向け「俳句の作り方」3ステップ
「さあ、書いてみて」と言われても、何を書けばいいか困りますよね。そこで、私が長年実践している「型」を伝授します。
ステップ1:季語を一つ決める
まずは「歳時記」やネットで、今の季節の季語を探しましょう。
- 春:たんぽぽ、おぼろ月
- 夏:アイスコーヒー、夕立
- 秋:いわし雲、秋刀魚
- 冬:こたつ、霜柱
今の自分が「これ、いいな」と思う言葉を直感で選んでください。
ステップ2:季語以外の「12音」を先に作る
ここがプロのコツです。五・七・五を頭から作ると、季語が最後に無理やり押し込まれがち。
まずは、日常で見つけた小さな発見を「12音(七・五)」で作ってみましょう。
- (例)駅のホームで/風が吹く(11音)
- (例)お気に入りの/靴を履く(11音)
※多少の音数の過不足は後で調整できます。
ステップ3:季語とドッキングさせる
ステップ2で作ったフレーズに、ステップ1で選んだ季語をくっつけます。
- 季語「たんぽぽ」+「駅のホームで風が吹く」→ たんぽぽや駅のホームに風の吹く
- 季語「秋の風」+「お気に入りの靴を履く」→ お気に入りの靴を履きけり秋の風
これで立派な一句の完成です!これを専門用語で「取り合わせ」と呼びます。季語と内容が少し離れているくらいが、余韻が生まれて面白い句になります。
3. 10年続けてわかった「日常を俳句にする」視点
俳句のネタがないという人は「特別なこと」を探しすぎているかもしれません。私が句作に行き詰まったときに必ずやるのが、「五感のズームアップ」です。
- 視覚: 道端の雑草の、その葉っぱの裏は何色?
- 聴覚: 遠くで鳴っている救急車のサイレンの音。
- 触覚: 洗い物をした後の、手のひらのカサカサ感。
こうした「半径1メートルの些細なこと」こそ、最高の俳句の種になります。
また、こうした日常の気づきを逃さないために、私は俳句SNSアプリの「俳句びと」を活用しています。
ふと思いついた断片をスマホでメモし、そのまま投稿できるので、三日坊主になりがちな私でも習慣化できました。他のユーザーから「いいね」をもらえると、自分の視点が肯定されたようで自信に繋がりますよ。
4. 初心者が陥りやすい「3つのNG」
せっかくの一句をより良くするために、以下の3点に気をつけてみてください。
① 感情を言葉にしすぎる
「うれしい」「悲しい」「美しい」という言葉は禁句だと思ってください。
「美しい夕焼け」と言う代わりに、何がどう美しかったのか(色が真っ赤だった、影が長く伸びたなど)を具体的に描写しましょう。
② 欲張りすぎない
十七音は非常に短いです。「家族でキャンプに行って、カレーを食べて、星を見て感動した」……これを一句に入れるのは不可能です。
「カレーの鍋の底が焦げている」ことだけに絞って詠む。これが俳句のルールです。
③ 季語を2つ以上入れる(季重なり)
絶対にダメではありませんが、初心者のうちは避けましょう。主役(季語)が2人いると、どちらに注目していいか分からず、句の焦点がぼやけてしまいます。
5. まとめ:まずは「下手な一句」を愛すること
俳句に「正解」はありません。
10年続けていても、いまだに「全然ダメだ!」と頭を抱える日もあります。でも、その試行錯誤こそが俳句の醍醐味です。
まずは今日、目に入ったものを一つ、五・七・五のリズムに乗せてみてください。「俳句びと」のようなアプリで、まずは「名もなき一句」として放り投げてみることから始めてみませんか。あなたの日常が、十七音の魔法できらりと輝き始めるはずです。
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